解体工事見積書
更新日:2022年1月20日
解体工事の見積書はどのように依頼すればいいの?
依頼する方法や注意点を解説していきます!
【解体工事見積書についての最適な依頼方法】
解体工事業者が数多く存在する中で、どこに依頼すればいいのかわからない方が殆どだと思います。
結論、1社に絞らず複数の解体業者へ見積書の依頼をした方が良いと思います。
それぞれの解体業者で得意な工事もあれば、大規模の工事には適していない
業者があったり、内装解体がスペシャリストの業者もあります。
条件に合っていない業者を選定してしまうと費用も高くなってしまうので、
必ず相見積もりを取って選定することをオススメしたいと思います。
そんな中で相見積もりを取る際にはネット検索やマッチングサイトなどで
色々な業者を検索して現地調査を実施したうえで見積書の依頼をしましょう。
プロが現地調査を実施する事によって、建物の構造や解体の工法も
自分で把握できるので再度他社の業者へ依頼する時に役立つ事ばかりなのです。
【解体工事の見積書はどのような流れで作成しているの?】
☆ここからは見積書の作成について説明していきます。
1 解体業者へ依頼・事前準備
解体業者へ見積書の依頼をしていきます。
解体現場の建物オーナー様の紹介などで見積書の依頼をする方が多くいらっしゃいます。
見積書を解体業者へ依頼する際に必要なのは現地の情報になります。
建物の構造と工事範囲が記載されている物(登記簿謄本のコピーなど)を
準備していただけると細かく金額を出しやすくなります。
2 現地調査
解体する物の構造や範囲、現場環境を現地調査を実施して作成します。
解体工事は壊すことが前提ですが、解体する物の素材や現場の状況によって
工法が異なり金額も大きく差が出てくるのです。
また、現地調査には依頼人様の立会いがあると情報交換が出来て、
その場で費用感が把握できるので、なるべく立会いにて現地調査の実施をオススメします。
3 見積書作成
1と2を参考に見積書の作成をしていきます。
情報が多ければ多いほど細かく金額を出せるので、建物内の残置物の情報も
事前に現地調査で把握できると別途費用が掛かることも少ないです。
作成時間としてはおよそ3日〜7日程度で作成していきます。
〜概算見積書〜
工事の予算感をザックリと把握したい場合は現地調査を実施しないで
構造、図面、解体範囲(平米・坪)のみで見積書を作成することもできます。
概算見積書につきましてはあくまで最低限の情報を基に作成している為、
その後に現地調査を実施して再度見積書を提出した場合は費用が上がることが想定されます。

【見積書を依頼する時の注意点】
☆解体工事の見積書を依頼する際に注意しなければならない事を3つ紹介します。
1 解体工事の希望時期を伝える
解体工事は契約後の翌日から始められる訳ではなく、契約後に工事に必要な届出を
役所に提出したり、近隣への挨拶をしたりと最低でも一週間は着工までに
時間が掛かります。これらを踏まえたうえで完工希望時期を伝え、
対応可能かをまず見積書を依頼する前に確認しておきましょう。
急ぎの工事にも対応出来る業者もあると思いますが、
基本的に解体業者は完工時期(引渡し)を重視するので、
現地調査などの段取りに余裕が無い場合は工事開始後に
現地調査での見落としによる工事が発生して、別途費用が掛かるケースがあるのです。
完工時期(引渡し)までに時間がある場合の見積書の依頼は
今後の業者選定の選択肢が増えるので余裕を持って検討できて、
細かいところや想定される別途費用まで把握できます。
そのため、ある程度の余裕を持って複数社へ依頼する事を推奨します。
2 図面(間取り)・解体範囲(平米、坪)の資料を準備する
現地調査を実施する場合でも、一から図面を作成したり、解体範囲を計測する事は
時間も掛かってしまい、別途費用が掛かるケースもあります。
そのため、解体工事を希望する範囲の図面や平米、坪数が記載されている資料のコピーを事前に準備しておくことがベストです。
3 依頼する解体業者を調査
見積書を依頼する際に、依頼する解体業者を調査をしてみましょう。
検討している解体工事の内容がザックリと把握できていると思うので、
依頼する業者が何の工事を得意としてる業者なのかをネットで調べたり電話でヒアリングします。
総合解体と打ち出してる業者は全ての解体工事が対応可能ですが、
内装解体を検討してる場合は内装解体専門業者を選定します。
また、内装解体業者は更地にする大規模な解体工事は不向きとなるので、
その場合は重機を自社で所有している総合解体業者や、
実績のある業者に依頼することで安心してお任せできます。

【解体費用は安ければ良いというものではない!】
解体工事業者と契約する際に殆どの方は【金額】を重視すると思います。
解体工事費用は高い金額となる為、少しでも安く抑えたいと思う事は誰もが考えるでしょう。
しかし、安いには安いなりの理由がありそこには大きな落とし穴があるかもしれないので、
契約の際には十分気をつけてください。
☆見積書の項目をチェック
業者毎に見積書の項目に違いがあります。
安い業者は項目が少ない場合があり、工事が始まってから別途費用を請求されることもあります。
安い業者で契約する際に、別途費用が掛かる可能性はあるか?
どのようなケースで別途費用が発生するか?を事前に確認しましょう。
☆対応
解体工事では100%事故が無いとは言い切れません。
その際の対処やクレームの対応などもしっかりしていなければ
安さだけで選定すると大きな損害に繋がるので、しっかり確認しておきましょう。
【まとめ】
今回は解体工事見積書について解説させていただきました。
冒頭にお話しさせていただいたように、解体工事を検討しているのであれば
1社に絞らず複数の解体業者にお声掛けして相見積もりを取ることを推奨します。
解体工事の種類によって得意や不得意もあり、様々なケースの対応も
しっかり出来るかを事前に確認をしておきましょう。
弊社では解体工事の見積書のご依頼は勿論ですがお客様の質問も受け付けておりますので、
気軽にお問い合わせください。